短歌の作り方

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短歌とは

五・七・五・七・七の三十一音定型の日本の短詩のひとつです。同じく短詩の五・七・五の17音定型の俳句との違いは以下の通りです。

Q.短歌と俳句の違いは?

■基本の違い
短歌・・・31音
俳句・・・17音、季語をいれることが原則。

■内容の違い
短歌・・・「私」を中心に読む
→作品を通して、他者が作者と同様の追体験ができるように読む
俳句・・・季語を中心に詠む
→表現の対象を「私」から切り離し、あるがままに描写する

■例(両作品とも寺山修司氏作)
短歌・・・海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手をひろげていたり「初期歌編」

俳句・・・夏井戸や故郷の少女は海知らず「花粉航海」




「短歌の作り方」

(1)『思ったことを書き留める』

まず、テーマを捉えましょう。

それについてどのような感想をもったか、1文でいいので書き留めて、五・七・五・七・七の土台にしましょう。

テーマは身近なことでもいいですが、既にある各種の和歌集の題目分類の傾向を参考にしてみるのもいいかもしれません。

例えば、古今和歌集では、春夏秋冬、離別や恋、哀傷、雑、神遊び等といったような具合になっています。

(2)『思った舞台となるシチュエーションを作る』

例えばですが、雪や桜をテーマにした場合、山もでてきたり、野原で誰かが何かをする想いをその袖の動作に託したり、といった具合に、誰にでも分かる状況が展開され描写されていくことも多いものです。

その状況の描写にこそ、上の句や時として下の句の大半が費やされ、最後のほうに、動作の結などの落ちがあることにより、作者の思いが滲んでくるものです。

ですから、テーマは起、状況説明は承、締めは転か結という要素になります。落ちには対象を描写するだけの落ちもあれば、メッセージ性のある一般的な動作による落ちもあります。また、擬人法などによる仮託的な落ちや、時としてストレートな形容詞等の用言による作者自身の真情の吐露の落ちなどもあって様々ですので、気兼ねなく字数内に収めましょう。

体言止めの技法を使用すれば、テーマが後となる場合もあります。体言止めには、そこに切れが出し、テーマを強調しやすくする効果があります。

例.
み吉野の 山辺にさける 桜花 雪かとのみぞ あやまたれける
紀友則『古今和歌集』
五・七・五(上の句)の訳
吉野の山辺に桜の花が咲いている。→状況または舞台設定の描写
七・七(下の句)の訳
雪かと見誤った。 →状況または舞台設定の描写とその落ち

(3)『テーマを五・七・五の上の句の形式に、思ったことを七・七の形式に入れ込む』

五・七・五の枠に、テーマとテーマの形容詞を書き込みましょう。

テーマに関する形容詞がない場合は、形容動詞等でも構いません。

テーマはどのようなものでしょうか。字数に入るように言葉を選んで表現しましょう。字数に入るなら、その他強い印象を持ったどんな言葉でも構いません。

長くなってしまったら、下の句(七・七)の七まで続けてしまうといいでしょう。長くなったら、下の句における落ちの字数が減るだけなので、対象自体の動きの描写等に力を入れるといいでしょう。

次に、感想の母体となる決定的な七文字を選び抜いて、上の句と下の句を繋いだり完成させたりしましょう。

(4)『係り結びや古文文法を取り入れるなどの推敲をする』

ラフに組み立てた句を推敲しましょう。

まずは、字数のチェックをしましょう。

字余りや字足らずがあれば、体言等の表現を替えたり、強調したい部分に係り結びをとり入れたりましょう。

それでも上手くいかない際は、同じテーマでも、別の体言から表現できないか試行錯誤してみましょう。

倒置法や縁語、本歌取り等の技法を採用するのも効果的な場合があるでしょう。

和歌集や好きな歌人の歌から、共感できるキーワードを探して、本歌取りに挑戦したり同様な歌を真似て作ったりすると短歌の世界がより身近に感じられるでしょう。

(5)『古典文法』

字余りや字足らずの推敲には、俳句における切れ字など、古文文法の強調の意のある古語を使用するのも手です。

同様に、「~なんですか?」などといった現代口語体の話し口調等は、古文文法の疑問の意の助詞等を使用すると、短歌として浮きません。

古文文法上の助詞(強意)

例.

こそ
なん(=なむ)

古文文法上の助詞(疑問)

例.

近代短歌作りにおいては言文一致体による口語体短歌創作活動が自然に興りましたが既に何度か衰退しています。短歌は数多の先例が基本なので、あくまで伝統的で保守的な傾向が強いようです。会話文が目立つために、斬新というよりむしろ短歌らしい情緒が損なわれるようならば、歴史的仮名遣い(文語体)によって形式美を整えるのが無難でしょう。歴史的仮名遣い(文語体)と口語のバランスには諸説ありますが、現代人に認識可能な範囲で歴史的仮名遣い(文語体)も活用させると、現代人にも読まれやすい短歌になるでしょう。

(6)『係り結び』

古文文法では、用言は終止形で締めくくられるのが通常です。

しかし、強意や疑問の用法で使われる『ぞ・なむ・や・か・こそ』のある文章においては終止形で終わりません。

こそ以外は連体形で、こそは已然形で終わるのが普通となります。

こそ…已然形の例.
濁り江の すまむことこそ 難からめ いかでほのかに影を見せまし
よみ人知らず『新古今和歌集』
:濁った水が澄むというのは難しいことだが、何とかして水面にほのかに姿を見せてほしいものだ。




「作り方の決まり」

(1)『五・七・五・七・七』拍

短歌とは、和歌の形式の一種です。
五・七・五・七・七から成る、五句体の歌で、遥か昔から詠まれています。
五・七・五・七・七で31文字となるため、短歌のことを三十一文字(みそひともじ)という場合もあります。

(2)『季語がなくていい』

俳句には必須となった季語ですが、俳句の源流といえるほど古くからある短歌には、特に縛りはありません。

季節感の溢れる短歌もあれば、個人のお付き合いで贈られ、返事を期待するような恋歌などの贈答歌もあります。

また、百人一首のうちの1首でもある次の短歌のように、言葉の面白い成り立ちの説明といった趣きの、諧謔または皮肉に近いウンチク短歌もあります。

例.
吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を 嵐といふらむ
文屋康秀『古今和歌集』
:山風が荒々しく吹くとたちまち秋の草木がしおれるから、なるほど山風を嵐というのだろう。

(3)『字余り』

五・七・五・七・七が基本とはいえ、短歌に詠み込む事物等によっては、原則的な文字数内に収まりきらない場合もあることでしょう。

これまでに作られてきた沢山の短歌のなかにも、ごく稀に、五・七・五・七・七の5句のうちのいずれかが、1字くらい多くなっているものがあります。

例.
うらうらに 照れる春日(はるひ)に
雲雀(ひばり)あがり 情(こころ)悲しも
独(ひと)りし思へば
大伴家持『万葉集』
:うらうらのどかに春の日の照っている中、雲雀が空に舞い上がる。このような陽射しのなか、1人悶々ともの思いに耽っていては、何とも悲しさが増すことよ。

五・七・六・七・七となっていて、第3句が原則の五文字よりも1字多い六文字となっていますね。また、『情悲しも 独りし思へば』は倒置法となっていて、文の要素から本来の形に戻すならば、『独りし思へば情悲しも』となります。

『雲雀あがり』は字余りによって強調されて斬新なようですが、数多の例によると短歌において字余りというものはあまり頻用されることはないようです。

(4)『字足らず』

字余りとは逆に、短歌の内容によっては、五・七・五・七・七の原則的な文字数に満たないという場合もあり、そのような短歌は字足らずといわれます。

次に例を挙げてみましょう。

例.
秋の田の かりほの庵(いほ)の とまをあらみ 我が衣手は 露にぬれつつ
天智天皇『後撰集』
:秋の田にて刈り取った稲穂のある仮屋は、屋根の苫(とま)の目が荒いから、我が袖が露にぬれ続けてしまうことだよ。

第3句が『とまをあらみ』で6文字しかありません。百人一首の1首でもありますので、古語の意味がわかりづらいためもあって他の和歌とそんなに違うとはなんだか気付きにくいこともあるでしょうが、字足らずの短歌になっていますね。

 




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