短歌の用語
短歌の用語の記事一覧
文屋康秀は平安時代前期の歌人で、六歌仙の1人です。中古三十六歌仙の1人としても挙げられます。生年は不詳の人物ながら、仁和元年(885年)に亡くなったとされます。 他の多くの六歌仙同様、小野小町と同時代と目されている人物です。 文屋康秀は小野小町と親しい間柄といわれます。 文屋康秀が三河国に赴任させられる平安貴族としては...
僧正遍昭は、平安時代前期の僧で、六歌仙の1人でかつ三十六歌仙の1人でもあります。元の名を良岑宗貞(よしみねのむねさだ)といいました。 桓武天皇の後宮(ハーレム)の女官で妃の1人ではない女性と桓武天皇の子の8男です。僧正遍昭の子には、素性法師がいます。 僧正遍昭は弘仁7年(816年)生まれで、寛平2年1月19日(890年...
喜撰法師は、平安時代の僧侶で、六歌仙の1人です。 生没年が未詳の人物で、情報が少なく、それゆえに紀貫之の別名といった説まで浮上していました。しかしながら、『無名抄』には、宇治市御室戸の奥には、喜撰の住みなした住居跡があり、歌詠みは見ておくべき、といったお話が残されています。 その著名な短歌が起源となって、喜撰が茶の隠語...
在原業平は、天長2年(825年)に生まれ、元慶4年5月28日(880年7月9日)に亡くなった、平安時代初期の名だたる歌人です。 六歌仙の1人で、三十六歌仙の1人にも挙げられる人物です。『伊勢物語』には、在原業平の歌が多く使われています。 そのため、『伊勢物語』は在原業平についての歌物語とされていました。 名にし負は...
大友黒主は、平安時代前期の歌詠みで、六歌仙の1人です。大伴黒主という記載も見られる場合があります。 生没年不詳の人物ながら、大伴氏が弘仁14年(823年)に改名したところの伴氏が、無理矢理没落させられた応天門の変の起こった貞観年間に、園城寺神祀別当であったことが判明しています。また、渡来民族の大友村主氏出身とも、近江京...
山部赤人は奈良時代の秀でた歌人の1人で、三十六歌仙の1人です。『山部』は『山辺』や『山邊』等と表記されることもあり、宿禰(すくね)という姓(かばね)をもちます。 同じ時代の歌人に、大伴旅人や山上憶良等がいます。 山部赤人は自然を詠みあげた和歌で有名です。 山部赤人は生年不詳の人物ですが、『万葉集』には長歌や短歌が何十首...