在原業平(なりひら)




在原業平は、天長2年(825年)に生まれ、元慶4年5月28日(880年7月9日)に亡くなった、平安時代初期の名だたる歌人です。

六歌仙の1人で、三十六歌仙の1人にも挙げられる人物です。『伊勢物語』には、在原業平の歌が多く使われています。

そのため、『伊勢物語』は在原業平についての歌物語とされていました。

  名にし負はば いざこと問はむ 都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと
  在原業平 『古今和歌集』
:名として『都』を持っているのだから、さあ問いかけよう。都鳥よ。離れた我が想い人は生きているのかもう没したのか?と。




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