俵万智とは? 俵万智の代表的な短歌などを紹介




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俵万智とは?

俵万智は、大阪府出身で、生年月日は19621231日、代表作は「サラダ記念日」です。

エッセイスト、歌人として、俵万智は活躍しています。

俵万智はカジュアルな言葉遣いで、これまでの短歌の考え方を覆し、若い人の心を掴みました。

歌集として1987年に初めて発表した「サラダ記念日」は、それまでに例がないほどのベストセラーになり、一躍俵万智は時の人になりました。

俵万智は、実際にはシングルマザーですが、結婚した経験はありません。

俵万智の子供は、結婚した人との間に生まれたものではないかと推定できるような記述が著書にありますが、真実かはわかりません。

俵万智は、40歳の2003年に息子が生まれています。

息子の父親は公になっていませんが、2006年に出した俵万智の自伝的小説の「トリアングル」にこのあたりの心境のようなことが書かれています。

小説の中においては、それまでの人生で主人公が出会った3人の男性との関係をメインに書いており、小説が出たときは話題になりました。

「リアリティで具体的な妻子がある男性との恋愛生活は、作者のまさに現状ではないか」というような意見が読者から出るくらい、現実味がある小説です。

息子の父親は小説の中に出てくる3人の男性の1人ではないかという話もありましたが、これについて本人は全くコメントしていません。

基本的に小説であるため、どこまでが事実でどこまでがフィクションかはわかりませんが、俵万智の心情に近づける1冊でしょう。

俵万智は、仙台に拠点を移して自分の両親に助けてもらいながら、子供をシングルマザーとして育てていました。

しかし、2011年の東日本大震災の後は、息子とともに石垣島に移住し、20164月からは宮崎市で息子と暮らしています。

俵万智の代表的な短歌

ここでは、俵万智の短歌についてご紹介します。

 

  • 「「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ」

非常に有名な歌ですが、すんなりと誰にでも意味がわかり、矛盾したおかしみがあり、あたたかさをわけてくれたようなほんのりした気持ちになります。

 

  • 「おしまいにするはずだった恋なのにしりきれとんぼにしっぽがはえる」

俵万智らしい、楽しい茶目っけのある恋の歌です。

おっさんくさい「焼けぼっくいに火がつく」というような表現より、「尻切れトンボにシッポがはえる」を未来の辞書にはぜひ載せて欲しいものです。

 

  • 「タグが好きシャツもタオルも人形もとりあえずタグいつまでもタグ」

俵万智が、自分の息子がまだ赤ちゃんのときに詠んだ歌です。

なんとも、タグにご執心なところがかわいらしいでしょう。

歌集「プーさんの鼻」は、自分の息子のことを詠んだ歌でほとんど占められています。

どこにも行かなくて専念して子育てをしていたにも関わらず、大好きな自分の息子の成長を毎日見つめる中で、いつもよりむしろ歌がハイペースでできたそうです。

自分が大好きなもの、愛するものを歌にして、珠玉のタイムカプセルを積み重ねていくというような意味のことを常々俵万智は書いていますが、本当に短歌とはそういうものでしょう。

 

  • 「「とんちんかん」と書かれたページで子は笑う必ず笑う「とんちんかん」で」

かわいらしさ全開の小さい子供の歌です。

「とんちんかん」の響きが、意味はわからなくてもツボだったのでしょう。

正月に会った自分の3歳の甥っ子も、どこでおぼえたのか大変お上品な「それで結構クソけっこー」というフレーズが気に入っており、延々と回らない舌でそればかりでした。

載っている歌は、よく見れば全体的に前半の五七五が字余りですが、それでかえってコミカルにリズムよく読めるようでしょう。

 

  • 「出ていけと思ったこともあったっけ 行ってしまった欅のむこう」

この歌は、高校の先生を俵万智がしていたときに、教え子の卒業式を詠んだものです。

作者名もこのような背景も全く知らないで読めば、娘が嫁ぐさみしさを頑固親父が詠んだようにも思えます。

欅が、外界との境の線であると同時に、出ていく人の保護者であった作者を大木のイメージが象徴しており、巣立つ子供たちをちょっとさみしげに、しかし祝福を込めて見送る情景がイメージされ、気持ちが暖かくなります。

俵万智の本とは?

ここでは、 俵万智の本についてご紹介します。

「サラダ記念日」

「サラダ記念日」は、俵万智の第一歌集で1987年に発表したものです。

発表した当時は、一大センセーションが社会では巻き起こって、短歌ブームのきっかけになりました。

「サラダ記念日」には、「サラダ記念日」以外に、「八月の朝」という角川短歌賞を受賞したものなど、トータル434首が収められています。

「サラダ記念日」は、現代歌人協会賞も受賞しており、現代短歌の先駆けになって、影響を後からの若手の歌人たちに与えました。

一度、ぜひ現代短歌の心を「サラダ記念日」で味わってみましょう。

「短歌をよむ」

「短歌をよむ」は、爽やかな風を多くの人の心に送り続ける俵万智の青春短歌論です。

現代短歌から古典和歌まで、千年をオーバーする伝統がある豊かな世界を「読む」愉しさとは?心のゆらぎを感じてから短歌に「詠む」までのプロセスは?という「よむ」の2つの行いを通して、自分を見つめ直して現代短歌の課題を探るものです。

新しい第三歌集に向けての第一歩です。

「短歌のレシピ」

短歌を上達するための抜け道や早道はありませんが、よく陥る落とし穴を把握しておくと、回り道を無駄にしないで済みます。

そして、伝えたい思いの持ち味を生かすために、いろいろな道具を持って、調理法を把握しておくことが必要です。

「短歌のレシピ」では、味覚に訴えてみよう、理屈は引っこめよう、季節の変わり目をとらえよう、など、投稿作品を通して現代の代表的な歌人が伝授する、人生と日本語表現を豊かにする32のレシピが紹介されています。

「考える短歌」

「考える単価」は、現在の代表的な歌人・俵万智が、次のような「こうすればもっと良くなる」を読者からの投稿をベースに添削指導したものです。

どうすれば正確に気持ちが伝えられるか、優れた先人の作品に触れることと徹底的に自作を推敲吟味することが短歌上達の秘訣である、言葉遣いにちょっと注意するのみで飛躍的に世界は広がる。

このような実践編に加えて、表現の可能性を先達の作品鑑賞の面からも追究しています。

「短歌の作り方、教えてください」

「短歌の作り方、教えてください」は、一青窈が俵万智のマンツーマン短歌教室に入門したものです。

二人の臨場感あふれる実作レッスンのやりとりを辿る、短歌の画期的な入門書です。

添削指導だけでなく、斉藤斎藤や穂村弘を迎えた特別レッスンについても収められています。

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