初めて中学生が短歌を作るときは、31音の五・七・五・七・七に縛られたような感じで、どのように作ればいいかわからない人が多くいるのではないでしょうか。
しかし、普通に毎日使っている日本語にも、きちんと5音や7音のリズムがあるため、このようなものを組み合わせるのみで、短歌は結構できてしまいます。
例えば、長い言葉を使うときには短くするでしょう。
あるいは、多く二字熟語も使いますが、このようなものは4音の読み方が多くあります。
このような、4音の単語に「は」などの言葉をつけるのみで5音になるため、それほどリズムを整えるのは困難ではありません。
ここでは、中学生の短歌の作り方についてご紹介します。
目次
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<中学生の短歌の作り方とは?
中学生の短歌の作り方としては、手順通りに慣れるまでは進めることが大切です。
ここでは、中学生の短歌の作り方についてご紹介します。
短歌のテーマを決める
まず、短歌をどのようなものについて作るかを決めます。
例えば、短歌のテーマを花火に決めたとしましょう。
このときは、花火大会に失恋したすぐ後に行ったため切なかったなぁ、花火大会に友達と行って行って楽しかったなぁ、などのようにイメージはネガティブでもポジティブでも問題ありません。
実際に体験したことの方が短歌を作りやすいでしょう。
テーマに関係する言葉を書き出す
次に、花火に関係する言葉を書き出します。
例えば、夜空、明るい空、楽しい、華やか、響く、大きな音、色とりどり、虚しい、空いっぱい、一瞬などのような情景や感情を表す言葉などです。
このような言葉が短歌を作るテーマになるため、思いつくままでも問題ありませんが、この言葉がいい、この言葉を使いたい、と思えるようなものを多く書き出しましょう。
思いのメインになる言葉を避ける
書き出した言葉で面白いなどというような、自分の思いのメインになる言葉は横にちょっと避けておいて、残りの言葉で組み立てましょう。
というのは、自分で面白いなどというとそれで終わりになります。
「そうですか。わかりました。」と短歌を読んだ人はなりがちで、心には残りません。
自分の思いをイメージしてくれるような短歌を作りましょう。
短歌に書いていないにも関わらず、非常に伝わってくるような短歌は素晴らしいでしょう。
自分の心に残っているイメージを大切にする
次に、短歌を作るときは、自分の心に残っているイメージを大切にしましょう。
例えば、華やかではあるが、一瞬で燃え尽きて少し寂しく虚しいような感じがした、というような短歌としては、次のようなものがあります。「空いっぱい 色とりどりの 花火咲き 一瞬のちに 暗闇となる」
最後に暗くなったことを「暗闇」と少し表現をオーバーにして、短歌を詠んだ人に寂しいや虚しいということをイメージしてもらいましょう。
5音、7音に言葉を調整しながら整える
「空いっぱい」は6音ですが、「っ」が入っているため、違和感はそれほどありません。
同様に、「う」や「ん」も字余りの感じがそれほどしません。
なお、字余りについては、明確に字余りが駄目となっていないときは問題ません。
また、初めの5音と終わりの7音は字余りでも、リズムがそれほど崩れないため言葉遊びが大胆にできます。
しかし、終わりが6音の字足らずのときは、尻切れトンボになるため注意しましょう。
「花火咲き」の意味は花火が咲いてということですが、助詞を短歌では省くことができ、「咲いて」も短く「咲き」と止めることによって5音になります。
「一瞬のちに」は「一瞬後には」と同じことであり、いずれも7音であるため、実際にはいずれでも問題ありません。
しかし、「のちに」の方がなだらかな調べで、耳障りが読んだときにいいこと、前半との対比が「後には」の方が強調されること、であるため、好みで選ぶのもいいでしょう。
これ以外には、「はなやか」は「はなやかな」や「はなやかに」にすることによって5音になる、「いろとりどり」は「いろとりどりに」や「いろとりどりの」にすることによって7音になる、というように、短歌を作りやすい言葉があります。
中学生の短歌の作り方のコツとは?
ここでは、中学生の短歌の作り方のコツについてご紹介します。
季語を短歌には入れなくてもいため、身近な暮らしのことなどで短歌を作っても問題ありません。
まず、短歌のテーマを決めることが必要です。
短歌のテーマとしては、毎日の生活、家族との旅行などがあります。
31音にこのようなときに思ったことを合わせるのみで、短歌が簡単に作れます。
例えば、「家族と旅行に行った」というテーマにすれば、いつもの休みの土日では行けないところに行ったりするでしょう。
遠出をちょっとして楽しかったなぁと思えば、それで短歌を作りましょう。
ここでは、中学生らしいテーマの短歌を作った事例についてご紹介します。
夏らしい風景がテーマの短歌を作った事例
「朝露に 色とりどりの アサガオが 早く見てよと 咲き誇るのさ」
夏の花というと朝顔がイメージできます。
朝顔が一気に咲けば、色とりどりの紫や青などの花が美しく鮮やかでしょう。
「私を見て」と朝顔がいっているように感じられます。
「閉めてても 窓から入る セミの声 夏を過ぎれば 鈴虫の声」
夏休みが終わりになってくれば、秋の訪れをちょっとずつ感じることがあります。
「みーんみんみん」という蝉の鳴き声が昼間はするなぁと思えば、「リンリン」という鈴虫の鳴き声が夜間はします。
夏休みが終わって欲しくないなと思える短歌です
「大空に 笑顔を向けて 咲いている 明るさいっぱい ひまわりの花」
太陽の方向にまっすぐに向かって咲くひまわりの花は、非常にきれいでしょう。
夏らしい短歌で、ひまわりの花の黄色と青空のブルーのコントラストがイメージできます。
ユニークな短歌を作った事例
季語を入れないため、友達と笑いあえる、面白いユニークな短歌を作ってもいいでしょう。
「宿題だ はりきり図書館 来たけれど ノート忘れた 本読んだ」
環境をいつもと変えて学習しようと思って出かけてみたが、いざ学習する図書館に着けばノートを持って行ってなくて学習ができなくて、本を読んで帰ってきたというような体験を短歌にしています。
外で学習するときは、忘れ物をしないように注意しましょう。
「晴れ続き 出番のなかった 雨傘の 骨が折れてて また出番なし」
このようなことはよくあることでしょう。
晴れが続けば雨傘を使うことは確かにありませんが、急に夕立などで雨傘が必要になっても、知らないうちに壊れて使えないとういうようなこともあり得ます。
バックに折りたたみの雨傘を入れておいて、いざ雨傘を使おうとすれば折れていて、帰宅するときにびしょ濡れになったような人もいるでしょう。
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