長歌(ちょうか)




長歌とは、和歌の形式の1つです。

五七を三回以上繰り返して、締めが七となる形式で、古の歌謡にしばしば見受けられました。長いためか、まとめの役割をする反歌が付されることが多くなりました。柿本人麻呂の頃が、長歌が最もよく詠まれていた時代でした。

そういうわけで、8世紀頃成立した『日本書紀』や『万葉集』には多く見られますが、時代が下がって『古今和歌集』が編纂された頃には長歌を詠むといった慣習はあまり一般的なものではなくなっていました。




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