大友黒主は、平安時代前期の歌詠みで、六歌仙の1人です。大伴黒主という記載も見られる場合があります。 生没年不詳の人物ながら、大伴氏が弘仁14年(823年)に改名したところの伴氏が、無理矢理没落させられた応天門の変の起こった貞観年間に、園城寺神祀別当であったことが判明しています。また、渡来民族の大友村主氏出身とも、近江京...
短歌の作り方
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山部赤人は奈良時代の秀でた歌人の1人で、三十六歌仙の1人です。『山部』は『山辺』や『山邊』等と表記されることもあり、宿禰(すくね)という姓(かばね)をもちます。 同じ時代の歌人に、大伴旅人や山上憶良等がいます。 山部赤人は自然を詠みあげた和歌で有名です。 山部赤人は生年不詳の人物ですが、『万葉集』には長歌や短歌が何十首...
六歌仙とは、勅撰和歌集である『古今和歌集』の序文である『仮名序』に列挙された6人の歌人のことで、撰者・紀貫之は同様に秀麗な歌人として、彼らを評判の歌詠みとしながらも徹底的に批評しつくしています。 六歌仙とは後世における呼称ですが、僧正遍昭、在原業平、文屋康秀、喜撰法師、小野小町、大友黒主の6人のことを指しています。 曰...
三十六歌仙は、平安時代の貴族藤原公任の著した『三十六人撰(にんせん)』に記載された、和歌に秀でた歌人36人を総称していう言葉です。 三十六歌仙として挙げられた歌人は、小野小町、山部赤人、大伴家持、在原業平、柿本人麻呂、猿丸大夫、 僧正遍昭、紀貫之、壬生忠岑、紀友則、凡河内躬恒、清原元輔、伊勢、中務、藤原兼輔、藤原興風、...
『万葉集』は現存する最古の和歌集です。数多くの歌人による、およそ4500首もの歌が収録されています。 『万葉集』は7世紀後半から8世紀後半くらいにかけて編まれ、大伴家持が主たる編纂者であったのではという説が最有力となっています。大伴家持は身分が高かったのですが他氏排斥に遭うなどし、薩摩国や東北地方といった当時の国境ライ...